コツコツと着実に利益を積み重ねる、資産運用に近いFX投資手法「トラリピ」。
その有効性と、毎日の値動きに一喜一憂しなくてもいい手軽さから私も長年利用しています。
トラリピとは
マネースクエアが提供する、FXの自動発注機能「トラリピ」。
トラリピは、トラップ・リピート・イフダンの略で、次の3段階で構成された注文方法です。
- イフダン注文(IFD)・・・新規注文と決済注文をセットで発注
- リピートイフダン注文(RIFD)・・・イフダン注文を繰り返し発注
- トラップリピートイフダン注文・・・リピートイフダン注文を等間隔に複数仕掛ける
狙った値幅の中で、いくつもの「新規注文」と「決済注文」を指値で一気に発注し、相場が動くと次々と注文が約定、それが繰り返される仕組み。
相場の高値・安値を狙うのではなく、上げと下げを繰り返すことによる値動きの総推移を狙うため、特にレンジ相場でその威力を発揮します。
また、仕掛けたレンジ内で自動的に注文・利確を繰り返すので、毎日チャートを見て一喜一憂する必要もなく、日頃忙しいサラリーマンの方などにもオススメの手法です。
公式動画を見るとトラリピの特徴がイメージしやすいです。
ちなみに、FXは8割ものトレーダーが負けていると言われていますが、トラリピに関しては6割のユーザーが損益プラス。
実際に60ヶ月連続で預り資産が増えているというのが人気の証。
トラリピの仕組みや特徴については、公式サイトの情報が充実しているので、そちらも参考にしてみて下さい。
高金利通貨と相性の良いトラリピ
高いスワップ金利が魅力の、資源国通貨(カナダドル、豪ドル、NZドルなど)や新興国通貨(南アフリカランド、トルコリラなど)。
そんな高金利通貨とトラリピは、相性の良い組み合わせと言われています。
- 高金利通貨は値動きが荒くなりがち ⇛ トラリピの回転数が高い(高利益)
- トラリピは買ってから決済まで長くなりがち ⇛ その間のスワップ収益が見込める
今マネースクエアではカナダドルのトラリピ運用がイチオシされており、スワップ金利や取引手数料がかなり有利な条件で提供されています。
また、取引手数料が無料化されたこともあり、私も久々にトラリピ運用を再開しました。
簡単にできるトラリピ注文
トラリピの注文は、画面を見ながら簡単に設定できるようになっています。
トラリピ注文
画面に従って、トラリピを仕掛けるレンジ幅、注文金額、トラップ本数、利益金額などの項目を設定します。
設定内容でのリスク試算もできるので、不安なく始めることができます。
トラリピ1クリック
客観的な分析手法に基づいて構成されたトラリピ設定が、1クリックで発注できる「トラリピ1クリック」。
初心者向けのものではありませんが、戦略モデルは相場に合わせて定期的に更新され、トラリピ設定の参考情報としても活用できます。
トラリピのリスクと対策
全ての投資において、リターンとリスクはセットです。大切なのは、そのリスクを把握し、どう対策するかを考えておくことです。
トラリピにおけるリスクは、主に次の2つが挙げられます。
どちらも、想定していたトラリピのレンジからレートが外れた時に発生するものです。
- 逸失リスク:儲け損なうリスク
- 損失リスク:損失が膨らんでいくリスク
中でも、気を付けないといけないものは「損失リスク」です。レバレッジぎりぎりまでポジションを抱えていると、その損失はみるみる膨れ上がって、ロスカットなんてこともあり得ます。
対策としては、利益率は下がりますが、1本あたりの通貨単位を細分化させて本数を増やし、レンジを広げるなどが有効です。
短期間で狙う利益ではなく、小さな利益を着実に積み重ねる。トラリピのリスク対策で大切なことは「欲張らないこと」。コレに尽きます。
もっと詳しくトラリピのことが知りたい
トラリピに興味がある方、これからトラリピを始めるにあたって運用のコツが知りたい方。
そんな方にはコチラの書籍が参考になります。
私もこの本を参考に、少額資金から始める「高金利通貨&トラリピ」の運用中です。
私のトラリピ設定や運用成績もコチラのページで公開していますので、参考にしてみて下さい。
他社トラップリピート系注文でトラリピ同様の運用
トラリピ(トラップリピートイフダン)は、マネースクエア特許のFX手法ですが、他社でもトラリピ同様の運用ができるFX業者があります。
興味のある方は、コチラの記事も参考にどうぞ。