テクニカル指標を取り込める多種多様なインジケーターや、EAによる自動売買機能が使える「MT4(メタトレーダー)」。
FXの取引ツールとして人気のMT4ですが、ビットコインをはじめとする仮想通貨取引でもMT4を利用する方法を紹介します。
MT4を使うメリット
取引ツールにMT4を使うことで、次のようなことができるようになります。
多種多様なテクニカル指標を取り込める
MT4に標準で搭載されている各種インジケーターをチャート上にドラッグ&ドロップすると、移動平均線やボリンジャーバンド、MACDなどのテクニカル指標をチャート上に表示させることができます。
インジケーターは細かくカスタマイズすることができ、無料/有料含め多種多様なインジケーターを追加することで、テクニカル分析を強力にサポート。
EAによる自動売買が可能
MT4にEA(エキスパート・アドバイザー)と呼ばれるプログラムをセットすることで、仮想通貨を24時間自動売買することが可能になります。
私もFXの自動売買に利用しているのですが、ビットコインなど仮想通貨トレード専用のEAも販売サイトで見かけるようになりました。
↓これはMT4のEA販売サイト「GogoJungle(ゴゴジャン)」で掲載されている、ビットコインで運用可能なEA一覧です。
まだ数は少なく安定したパフォーマンスのものは多くないですが、例えば「一本満足 SS_BTCUSD」を見てみると、運用資金100万円で実現損益150万円超を稼いでいるようです。
MT4がはじめての方は、MT4で自動売買を始めるまでの手順や注意点をまとめていますので、参考にしてみて下さい。
また、24時間ノンストップでMT4自動売買を運用するには、安定した稼働環境が欠かせません。
私は、MT4の運用に「お名前.com デスクトップクラウド for MT4」を利用しています。
MT4が使える仮想通貨取引所
仮想通貨取引にMT4を使うには、MT4を取引ツールとして利用できる仮想通貨取引所の口座が必要です。
国内で利用できるMT4対応仮想通貨取引所には、次のような業者があります。
MT4で取引・自動売買ができる「ビットポイント」
MT4を使って仮想通貨の取引ができる「ビットポイント」。
ビットポイント(BITPoint)では、現物取引/レバレッジ取引/ビットポイントFX取引と3種類のサービスがあり、その中の「ビットポイントFX」でMT4を利用することができます。
ビットポイントFXは仮想通貨証拠金取引と呼ばれるもので、レバレッジ2倍〜25倍をかけて仮想通貨の売買が行えるサービス。
取引できる通貨は次の4種類になります。
- BTC/JPY(ビットコイン/円)
- BTC/USD(ビットコイン/米ドル)
- BTC/EUR(ビットコイン/ユーロ)
- BTC/HKD(ビットコイン/香港ドル)
先に紹介した仮想通貨トレード専用のMT4 EAでは、いづれも「ビットポイント」が運用可能会社に指定されているため、これらを使って自動売買を行うには、ビットポイントFX取引口座の開設が必要です。
MT4でチャート分析ができる「FXTF」
MT4で仮想通貨のチャートを分析するなら、「FXTF」がオススメです。
FX用のMT4業者として人気のFXTFですが、FXTF MT4のライブ/デモ口座において仮想通貨のレートが表示できるようになりました。(取引はできません。)
MT4で見ることができるのは、次の4ペアとなります。
- BTC/JPY(ビットコイン/円)
- XRP/JPY(リップル/円)
- MONA/JPY(モナーコイン/円)
- BCC/JPY(ビットコインキャッシュ/円)
尚、チャートに表示されるデータは、FXTFの関連会社が運営する「Bittrade(ビットトレード)」のものとなります。
実際に、FXTFのMT4でビットコインのチャートを開いてみました。
移動平均線やMACDなど各種インジケーターを適用できるので、テクニカル分析にMT4を活用して、実際の取引は「Bittrade」で行うなどの使い方ができますね。
利用するには「FXTF」のライブ口座またはデモ口座が必要となります。
また、ライブ口座を開設した会員ユーザーであれば、これら仮想通貨の過去データ(ヒストリカルデータ)をダウンロードできるようになります。
過去データをMT4にインポートしてチャート分析、EAによる自動売買のバックテストなど、仮想通貨を本格的にトレードするならぜひ活用したいところ。