MT4 FX自動売買の運用成績、2014年の総括です。
年間収益と各EAの評価、2015年の運用方針などを纏めています。
MT4 EAの運用成績
2014年に稼働させていたEAの一覧と運用成績です。(1月〜11月まで稼働。12月は相場が不安定になりやすいので稼働させていません。)
尚、EA名称の前に【運用停止】と付いているものは、2014年中に運用を停止したものです。
【運用停止】トナカイ V1 AUDJPY
スイング+スキャルピングのハイブリッドEA(AUDJPY)「トナカイ V1 AUDJPY」。
2013年11月4日〜2014年1月24日まで稼働させていました。
WhiteBearで培ったスキャルピング精度の高さと、スイングトレードによる豪ドル円のスワップにも期待していたのですが、あまりにもエントリーが少なく、fx-onでも結局トレード実績のないまま販売終了。それに伴い、うちでも運用停止しました。
2014年の損益は、0円(累計:+6,963円、含み:0円)。
【運用停止】自動最適化クロスエントリーシステム
スイングトレードEA「自動最適化クロスエントリーシステム」。
2014年1月24日〜2014年2月28日まで稼働させていました。
MAクロスでエントリー・イクジットを判断する基本的なロジックで、直近のトレンドから最適な長期足・短期足の選定を行うことで相場の動きに繊細に対応します。
稼働させていた時期は運用成績が伸び悩み、ほどなくして運用停止させたのですが、2014年11月頃から急激な右肩上がりで荒稼ぎしているようです。
fx-onでもまだ売れているロングセラーEAで、バージョンアップの度に値上がりしているので、気になる方はお早めに。
2014年の損益は、-5,908円(累計:-5,908円、含み:0円)。
⇛ 自動最適化クロスエントリーシステム(現在の設定と運用成績)
【運用停止】Alnilam
CHFJPY専用スキャルピングEA「Alnilam」。
2013年11月18日〜2014年6月18日まで稼働させていました。
多くのFX自動売買システムを開発されている「オリオンFX」からの新作ということで、fx-onでランクインと同時に購入しました。
が、fx-onでのフォワードテストとの差異が大きいと問題になり、うちでも勝ち負けを繰り返している状況から抜け出せなかったため、しびれを切らして運用停止しました。
この問題の対策として、コピートレードという形でサービスが提供されているようですが、その後どうなんでしょうか。
2014年の損益は、+3,101円(累計:-7,006円、含み:0円)。
【運用停止】PegSystem(EURCHF) ver1
ペッグ通貨EURCHFトラリピEA「PegSystem(EURCHF) ver1」。
2014年2月21日〜2014年11月6日まで稼働させていました。
値動きは少ないものの、EURCHFは事実上のペッグ通貨ということで安心して動かしていたのですが…ズルズルと下限近くまで下がり、スイス中銀が無制限介入をやめるなどの噂もチラホラとあったので、痛い目を見る前に撤退。
結局、コツコツ稼いだ利益は、残ったポジションの全決済で若干の赤字撤退となりました。
2014年の損益は、-7,415円(累計:-7,415円、含み:0円)。
⇛ PegSystem(EURCHF) ver1(現在の設定と運用成績)
【運用停止】Ashika V1
複数通貨ペア対応スキャルピングEA「Ashika V1」。
2013年8月7日〜2014年11月28日まで稼働させていました。
WhiteBearと並んで、2014年かなり好調だったEAの1つ。
うちでは12月は動かしていなかったのでドローダウンは免れましたが、fx-onのフォワードテストでは大きく凹んでしまった様子。
これを見てしばらく運用休止、今後スキャルピングはWhiteBearに集中させることにしました。
2014年の損益は、+19,363円(累計:+34,598円、含み:0円)。
Forex White Bear V3
スキャルピングEA「Forex White Bear V3」。
2014年3月4日から今も運用継続中です。
既に800本もの購入実績がある大人気EAで、うちでもエースとして位置づけています。
2014年最初に大きなドローダウンがありましたが、その後は一貫して右肩上がりの好成績を残しました。
尚、このドローダウンの原因はEAの仕様の問題で、2つあるロジック(White BearとBrown Bear)を1つのMT4で動かしている場合に起こるもの。MT4を2つに分けて、それぞれのロジックを動かすことで回避することができ、うちでもそう対処しました。以降絶好調です(・ω・)b
細かなバージョンアップや真摯なサポートもあり、そういったことが運用成績の維持に繋がっているんだと思います。
2014年の損益は、+42,134円(累計:+74,171円、含み:0円)。
⇛ Forex White Bear V3(現在の設定と運用成績)
BandCross3 EURUSD
スイングトレードEA「BandCross3 EURUSD」。
2014年3月4日から今も運用継続中です。
販売数もどんどん伸び続け、今では500名以上の方が利用されている大人気EA。
うちでも今年最もパフォーマンスの高かったのが、このEAになります。
この開発者も継続したバージョンアップとサポートをしっかりされているので、まだまだ伸びていきそうな期待のEAです。
2014年の損益は、+79,483円(累計:+79,483円、含み:0円)。
⇛ BandCross3 EURUSD(現在の設定と運用成績)
White Bear Z USDJPY
ドル円専用スキャルピングEA「White Bear Z USDJPY」。
2014年9月29日から今も運用継続中です。
うちのエースEA「WhiteBear」のUSDJPY版です。
WhiteBear V3に比べ大人しい印象ですが、ドローダウンが小さく抑えられているので、コツコツ堅調な運用ができています。
安心して見ていられるので、この調子で放ったらかし運用継続です。
2014年の損益は、+5,893円(累計:+5,893円、含み:0円)。
⇛ White Bear Z USDJPY(現在の設定と運用成績)
Forex Solid
スキャルピング+スイングの融合型EA「Forex Solid 」。
2014年11月10日から今も運用継続中です。
まだ3週間も動かしていないのでなんとも言えませんが、fx-onのフォワードテストを見ている限りでは、安定した右肩上がりを描いています。
ここからどうなるか期待の1本。
2014年の損益は、-1,715円(累計:-1,715円、含み:0円)。
2014年のトータル損益は
トータルすると、2014年の損益は、+134,936円(累計:+331,030円、含み:0円)。
運用資金は120万円ほどなので、年利にすると11.2%になります。
過去にはマーチン系などを中心としたハイリスク・ハイリターン運用だったのですが、2014年はスキャルピング・スイングを中心とした、リスクを抑えた運用を心掛けていました。
それでこの年利であれば、十分な結果だなと満足しています。
2014年のEA収益ランキング
運用開始してはすぐに止めたもの多くありますが、2014年は9本のEAを動かしていました。
収益性の高かったもの順にランキングしてみると、こんな感じになります。
- BandCross3 EURUSD:+79,483円
- Forex White Bear V3:+42,134円
- Ashika V1:+19,363円
- White Bear Z USDJPY:+5,893円
- Alnilam:3,101円
- トナカイ V1 AUDJPY:0円
- Forex Solid:-1,715円
- 自動最適化クロスエントリーシステム:-5,908円
- PegSystem(EURCHF) ver1:-7,415円
こうして見ると、BandCross3 EURUSDの収益性の高さが群を抜いていますね。
35,000円ほどで購入したEAが、たった1年で80,000円弱を稼いだのですから。
あと特筆すべきは、収益マイナスだったEAも、どれも小さいダメージで抑えられたこと。
その前の年まではマーチン系EAが1つ転べば年間収益全てぶっ飛ぶくらいのダメージを受けていたので、やはり収益性は劣るものの低リスク運用に方針転換したことが功を奏したんだと思います。
FXキャッシュバック
また、2014年は海外FX業者を利用しており、口座開設の際にFXキャッシュバックサイトを経由していた為、そのキャッシュバックも受け取っていました。
FX業者、稼働EA、キャッシュバック業者、キャッシュバックレートは次の表の通りです。
FX業者 | 稼働EA | キャッシュバック業者 | 還元レート |
---|---|---|---|
Pepperstone EDGE Standard | BandCross3 EURUSD | FinalCashBack | 0.32pip |
自動最適化クロスエントリーシステム | |||
Pepperstone EDGE RAZOR | Forex White Bear V3 | CASHBACK FOREX | AUD$0.91/lot |
Ashika V1 | |||
White Bear Z USDJPY | |||
トナカイ V1 AUDJPY | |||
Alnilam |
取引量に応じてキャッシュバック額も増えるのですが、どのEAもそれほどエントリー数が多くないため、受け取ったキャッシュバック額もこれだけに留まりました。
- FinalCashBack:13,155円
- CASHBACK FOREX:4,139円
アグレッシブなEAを動かしていた2012年、2013年は、キャッシュバックだけで毎月5,000円〜10,000円あったんですけどね…
ちなみに、来年からは後述のように、Pepperstone撤退に伴い全て国内FX業者に乗り換えるため、FXキャッシュバックサイトからの収入は無くなります。
2015年のFX自動売買
で、2015年はこんな感じでいこうかと思います。
今年の結果は悪くなかったので、基本的には同じ方針です。
稼働予定のEA
稼働予定のEAは、次の布陣で臨みます。
- Forex White Bear V3(EURUSDスキャルピング)
- White Bear Z USDJPY(USDJPYスキャルピング)
- BandCross3 EURUSD(EURUSDスイング)
- Forex Solid(EURUSDスイング+スキャルピング)
- Ririy&Racco’s Hippo(USDJPYスイング+スキャルピング)
新たにRiriy&Racco’s Hippoも加え、スイング・スキャルピングを中心に、低リスクそこそこリターンを狙います。
1月中旬に運用開始予定で、準備を整えています。
トラリピは様子見
資産運用的な扱いで、豪ドル円でトラリピを再開したいなと思って様子を伺っているのですが…高値圏すぎて怖いので躊躇したままです。
どこかで折を見て再開したいと思います。
マーチン系EAは使わない
収益性の高さでは群を抜く、ハイリスク・ハイリターンなマーチン系EA。
例えば2013年に動かしていた「勝てるMAX2!「ザ、FX EURUSD」」なんかは、1年ちょっとで30万円以上(+178.23%)も稼いでくれました。
が、ナンピン・マーチンを2段、3段と重ねるにつれ、加速度的に大きくなる含み損に気が気でなくなる…で、限界を感じて損切りした時には1年分の利益をぶっ飛ばす。
毎月数万円の利益を生むので動かしたい衝動に駆られることもあるのですが、グッとこらえて2015年も封印します。
Pepperstone撤退に伴い国内FX業者へ乗り換え
スキャルピング系EAは全て海外FX業者の「Pepperstone」を使っていたのですが、まさかの2014年末で日本撤退。
レバレッジの大きい海外FX業者は資金を有効に使えるので有難いのですが、今後も同じようなことがあると面倒臭いので、これを機に国内FX業者に乗り換えることにしました。
乗り換え先は、スプレッドの狭さと約定力の強さで国内2強だと思っている次の2つです。
alpari JAPAN(アルパリ ジャパン)- OANDA JAPAN(オアンダ ジャパン)
2015年も宜しくお願い致します
と、こんな感じで2014年はパフォーマンスもよく、年利11%強と満足いく成績を残すことができました。
2015年の目標も、年利10%以上をキープです。
また、ブログもコンテンツをもっと充実させて、FX自動売買をはじめるキッカケになるようなサイトにしたいと思っています。
そのためにも透明性高い情報提供を心掛けており、当サイトでは運用環境(FX業者、運用資金、パラメータ設定)を全て掲載、その運用成績をmyfxbookで全て公開しています。
このEA気になるんだけど実際どうなの?という方は、同じ運用環境にすることでほぼ同じパフォーマンスにはなるはずなので、参考にして頂ければと思います。
という訳で、2015年もどうぞよろしくお願いいたいます。来年も皆様に爆益あれ!