MT4で複数のEAを運用する場合、同じFX業者内でも口座を分けたい場合があると思います。
そんな場合は、1つのアカウントで複数の口座(サブアカウント)が持てるFX業者が便利です。
FX口座を分けるメリット
MT4で複数のEA(自動売買プログラム)を動かす場合、1つの口座で同時稼働させるのか、それともEA毎に口座を分けて運用するのか。運用スタイルによってそれぞれだと思います。
保有する口座数が増えると管理が面倒になりますが、次のようなメリットもあります。
- EA毎に資金管理ができる
- 複数EA同時稼働による干渉を避けることができる
- myfxbookでEA毎に管理できる
EA毎に資金管理ができる
複数のEAを運用する場合、1つの口座内で動かすと資金効率は良くなります。一方で、複数のEAが同時にポジションを持つ場合には、資金管理が難しくなります。
それぞれのEAには、運用資金に対する推奨取引ロット数があり、預入金額に応じて取引ロット数を設定するのですが、複数のEAが同時にポジションを持つ場合、各EAの特徴をよく理解した上で設定しないと口座維持率が不足するリスクがあります。
複数EA同時稼働による干渉を避けることができる
MT4では、EA毎にマジックナンバーが重複しないように設定しておけば、1つの口座内で複数のEAを同時稼働することができます。
しかし、MT4では同時に1つの発注処理しかできないため、同じタイミングで異なるEAから売買シグナルが出た場合、一方が待機状態となりタイムラグが生じてしまいます。
特にスキャルピング系EAのように、一瞬のタイミングが大切な場合は致命的になり兼ねないため、注意が必要です。
myfxbookでEA毎に管理できる
MT4の取引状況を管理することができるサービス「Myfxbook」。
1つのアカウント内で複数のEAを分けて管理することは可能なのですが、1アカウント1EAとする方がEA毎の管理としてはシンプルです。
複数口座の開設が可能な国内MT4 FX業者
複数口座を開設することができるもので、私が利用している国内MT4 FX業者は次のものになります。
サブアカウント5個まで作成可能「OANDA JAPAN」
低スプレッドと約定力の強さが評判の「OANDA Japan」。
私もメイン口座の一つとして利用しているFX業者です。スプレッドや約定力以外にも、複数口座を簡単に作成することができるのも、OANDA JAPANを利用する理由の1つです。
OANDA JAPANでは、口座開設をすると作成されるプライマリーアカウントに加え、サブアカウントとして5個まで口座を作成することができます。
追加口座の作成は、アカウント管理画面より「サブアカウントの作成」をクリックするだけで簡単に作成可能。即時サブ口座が作成されます。
私は既に5個のMT4口座を作成していますが、あと10個も作成可能なので柔軟に利用できるところが気に入っています。
過去にはサブアカウント15個まで作成可能だったのですが、NYサーバーの新取引システム「v20」になってから最大5個までと変更されたようです。
また、東京サーバコースでは複数口座を利用することはできません。
サブ口座10個まで作成可能「外為ファイネスト」
国内設置MT4サーバー、カリネックスブリッジによるハイスピードな取引が魅力の「外為ファイネスト」。
まだ使ったことはないのですが、今一番気になっているMT4業者で、次にMT4口座を追加する際に利用する予定です。
外為ファイネスト MT4 ZEROでは、メイン口座に合わせて最大10個までサブ口座を作成することができます。