MT4＋インジケーターで半裁量トレード

MT4（メタトレーダー）とインジケーターを使って、裁量トレードとシステムトレードを組み合わせた「半裁量トレード」を行う方法を紹介します。

半裁量トレードとは？

自分の判断ですべて行う裁量トレード（手動取引）と、システムによる自動取引、これらを組合せて行うトレード手法を「半裁量トレード」と呼びます。

自動化の範囲はさまざまですが、主に次のようなトレード手法があります。

• 注文／決済のタイミングをシステムが通知し（自動）、それに参考に手動取引する（裁量）
• 注文は自分の判断で手動で行い（裁量）、決済はシステムが自動的に行う（自動）

尚、自動化するためのツールには、MT4というトレードツール（プラットフォーム）を利用するのが一般的です。

MT4（メタトレーダー）とは？

MT4（Meta Trader4）は、ロシアのMetaQuotes社が開発した、世界中のFXトレーダーに大人気のトレードツールです。

その人気の秘密は、誰でも無料で利用できることと、チャートと取引ツールが直接リンクして利便性が高いことにあります。

MT4の特徴

MT4の大きな魅力は、たくさんのテクニカル指標を取り込める点にあります。

MT4をインストールすれば、主なテクニカル指標は標準で付属しており、それらをチャートにドラッグ＆ドロップするだけで、チャート上にテクニカル指標が描画されます。

また、EA（Expert Adviser）と呼ばれるプログラムをセットすることで、FX自動売買を行うことも可能です。

MT4対応のFX業者を利用する必要がある

尚、MT4を利用してFX取引を行うには、MT4に対応しているFX業者で口座開設する必要があります。

多くのFX業者がMT4の利用を可能としており、日本の業者も数多くが対応しています。

MT4で半裁量トレード

MT4で半裁量トレードを行うには、MT4にセットするインジケーター／ツールを入手します。

無料のものから有料のものまで数多くありますが、実際に利用者が多いもの（有効だから使っているはず）をオススメします。

THV V4

THV V4は、MT4で超有名なインジケーター。エントリー／イグジットサインが音と表示で通知され、それに従って手動で取引を行います。

私も利用したことがあり、そこそこの勝率を収めることができたので、利用してみる価値は高いと思います。（システムによるサインの正確さに味をしめ、完全放置の自動売買に移りました）

高性能な割に無料で配布されているのは嬉しいのですが、マニュアル含め全て英語です…

日本でも利用者が多いので、使っている人のブログを参考にすれば、なんとなく使えるようになると思います。（私も手探りで利用してました）

情報商材の販売サイトにある「マナブ式FX完全マスタープログラム」は、THVを使ったトレード解説書のようです。有料ですが、日本語のマニュアルはこれくらいしか見当たりませんでした。

WWW-ZONE

WWW-ZONEは、有料のインジケーターで、サインに従って手動で取引を行います。

私は利用したことがないのですが、FX関連の販売サイトでダントツ人気を誇っているものです。

2015年6月時点で購入者数なんと724名もおられるので、それだけ有効なツールなのだと想像できます。

トレードコマンダーPro

裁量トレード支援ツールという位置付けで、自分で好きな売買ルールを設定することで、半自動で取引することが可能になります。

エントリーは自分で行い、決済はトレードコマンダーProで自動化。または、エントリーも決済も自動化することで、完全自動売買にすることも可能です。

ナンピン、ピラミッド、マーチンなど、さまざまな戦略を登録することができるので、自分オリジナルの自動売買ツールを作ることも可能な高機能ツールです。

値段が高いことがネックですが、、、また、実は私も購入しているのですが、その高機能さ故に使いこなせずにいます。詳しい方であれば、有効活用できるはず、だと思います。