ECN取引を前提として開発され、高い透明性と約定能力が特徴のFX取引ツール「cTrader」。
MT4同様にインジケーターや自動売買の実行も可能で、高度な分析機能を有した画面はアクティブなトレーダーにも最適。
cTraderの特徴と、cTraderが利用できる国内FX業者を紹介します。
cTraderとは
cTraderとは、Spotware社が開発したFXの取引プラットフォーム。
Windowsインストール型を基本に、Web、スマホアプリ(iOS/Android)で利用することができます。
現在世界で最も使われているツールは「MT4(メタトレーダー)」ですが、ECN取引を前提に開発されている「cTrader」は、スプレッドが狭い、約定スピードが早い、約定拒否や取引制限がない、などの特徴があります。
実際に海外での評価も高く、FX Week社による「e-FX awards BestRetailPlatform2013」を受賞するなど、cTraderを採用するFX業者も増えてきています。
テクニカル分析機能に優れる
cTraderを開くと、プライスボード、チャート、テクニカル分析などの機能が一つの画面にまとまっています。
また、トレンド分析、オシレーター分析、ボラティリティ分析、一目、ウィリアムなど、多彩な分析機能が標準搭載されており、テクニカル分析を重視する裁量トレーダーには、MT4よりも使い勝手が良いのではないでしょうか。
カスタムインジケーターが利用可能
cTraderでは、カスタムインジケーターとして自分でテクニカル指標を作ることもできます。
cTrader用のツールが公開されているサイト「cTDN」では、世界中で作られたオリジナルのインジケーターを無料でダウンロードすることができます。(英語サイト)
既にかなりの数のカスタムインジケーターが公開されており、「Popularity(人気順)」や「Rating(評価順)」などでソートして探すことができます。また、Previewを表示すれば、そのインジケーターがどのように表示されるかを確認することができます。

例えば、人気一位のインジケーターは9万人以上の方にダウンロードされているようです。
自動売買も実行可能
また、MT4のEAのように、cTraderでも「cBots」を使うことで自動売買を実行することができます。
cTraderと合わせて「cAlgo」をインストールすることで、cTrader上で「cBots」を動作させることができます。
cBotsもカスタムインジケーター同様に、「cTDN」のサイトから無料でダウンロードすることができます。
また、MT4でEAを自作するにはMQLという独自言語が必要になりますが、cAlgoはC言語をベースに構築されているため、プログラミング経験のある方であれば、比較的簡単にオリジナルプログラムを作成することも可能です。
cTraderが使える国内FX業者
cTraderはまだ新しく、世界でも20社ほどのFX業者でしか使うことができません。
そんな中、日本でいち早く採用したのが、FOREX EXCHANGE株式会社が提供する「俺のFX」。(2017年8月現在、cTraderが利用できる国内FX業者はこの1社のみ。)
2018年1月、いつのまにか「俺のFX」が公式サイトから削除されていました。サービス終了したのかな。
俺のFX
「俺のFX」は、日本ではじめてcTraderを採用した国内FX業者。
俺のFXでは、約定確認を行わないダイレクト・マーケット・アクセス(DMA)方式により、市場レートをそのままプライスパネルに提示します。
そのため、タイムラグとスリッページの発生する可能性が少なく、素早いレスポンスと高い約定能力を実現しています。
また、従来のFX業者と異なり、アルゴリズムによる取引や高速取引を歓迎しているため、FX APIも公開しています。これにより、裁量、システムの両面から取引を行うことが可能となります。
取引手数料はもちろん0円、1,000通貨から取引可能。cTraderに興味ある方はお試しあれ。