FXとは?外貨預金・株式投資との違い

FXの卵

FXとはどういったもの?

その人気の理由や、外貨預金・株式投資など他の金融商品との違い、有利な点を紹介します。

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FXは世界の通貨を取引できる金融商品

FXは「Foreign Exchange」の略で、正式名称を「外国為替証拠金取引」と言います。

その名の通り、世界中の通貨を取引することができる金融商品です。

FXが人気の理由

数ある金融商品の中でFXがこれだけ人気があるのには、次のような理由があります。

金融商品として非常に有利なシステム

FXの大きな魅力として、他の金融商品に比べ、コストが大幅に安いことが挙げられます。

外貨預金であれば、米ドル/日本円の両替手数料に数円掛かっていたものが、FXでは1/100以下の数銭で済むため、わずかな値動きでも利益を出すことが可能になります。

また、売り買い両方の取引ができるので、通貨が値上がりすると思えば「買い」、値下がりすると思えば「売り」と、柔軟な取引が可能です。

大きなお金を動かせて金利も貰える

FXが儲かる!と言われるのは、「レバレッジ」と「スワップ金利」という2つの仕組みにあります。

「レバレッジ」は証拠金制度により預けたお金以上の取引を可能にし、さらに通貨間の金利差「スワップ金利」を得ることができます。

これにより、例えば、金利の低い通貨を売り、金利の高い通貨を買うことで、その差額を日々受け取ることも可能になります。

いつでもどこでも取引できる

24時間いつでもどこでも取引できるのもFXの魅力です。

取引所が開いている時間しか取引できない「株式投資」とは違い、世界中で取引されている為替は基本的にいつでも取引することができます。

また、FXはインターネットで取引操作をするので、インターネットにアクセスできる環境であれば、仕事中の空き時間や、帰宅後の夜間、海外旅行中などでも、PCやスマホ片手に取引することが可能です。

国際ニュースに敏感になる

株をやると社会の動きに敏感になる、と言われますが、それと同様に、FXを始めると国際情勢に敏感になります。

通貨の価値は、その国だけでなく、グローバルな経済の動きに影響されるため、これまで素通りしていた新聞やビジネス誌の国際ニュースも読むようになります。

そして知らず知らずのうちに、世界の政治経済に詳しくなる訳ですが、お金を儲ける以外に、こういったこともFXの魅力の1つです。

FXと外貨預金、株式投資との違い

FXと外貨預金の違い

通貨を取引するという点では、FXと外貨預金は同じですが、大きく次のような違いがあります。

FX 外貨預金
資金 取引額より少ない資金で運用可能 取引額と同額必要
売買方法 売り・買い 買いのみ
手数料 安い(数銭円) 高い(数円)
取引時間 土日を除く24時間 銀行の営業時間内
取扱通貨 メジャー通貨からマイナー通貨まで多彩 主に外貨/円のメジャー通貨
資金の安全性 全額または一部信託保全 預金保険の対象外

上記のように、レバレッジによる資金効率の高さや、圧倒的とも言えるコストの安さ、柔軟性の高い取引が可能など、外貨関連の投資商品の中でずば抜けて有利な金融商品となっています。

レバレッジ1倍以下で取引する場合は、外貨預金と同程度のリスクで、且つ、有利な運用ができるということです。

FXと株式投資の違い

通貨を扱うFXに対して、株式を扱う株式投資。主な違いには次のようなものがあります。

FX 株式投資
投資対象の数 約10〜170通貨(各国通貨) 約4,000銘柄(個別企業)
取引時間 土日を除く24時間 証券取引所が開いている時間内
売買方法 買い・売り 買い(信用取引のみ売りも可)
インカムゲイン スワップ金利 配当金
レバレッジ 最大25倍 なし(信用取引の場合約3倍)
必要最低資金 約4,000円 数万円〜数百万円

上記のように、FXは少ない資金で始めることができ、また、24時間いつでも取引可能なので、ライフスタイルに合わせた柔軟な取引をすることができます。