単体では軽いMT4も、多数動かしているとそれなりにリソースを消費します。
過度な負荷が掛かるとトレードにも影響を与えるため、できるだけ負荷は減らしておいた方がいいです。
ここでは、MT4の無駄な機能を無効にすることで、簡単に軽くできる方法をいくつか紹介します。
MT4の動作を軽くするための設定変更
不要なチャートやインジケーター類は最小にしておく
チャートは、開けば開くだけリソースを消費します。インジケーター類も然り。
不要なチャートは閉じ、余分なインジケーター類は非表示にします。
通貨ペア数の最小化
不要な通貨ペアを非表示にします。
「気配値表示」ウィンドウで右クリックして、「通貨ペア数の最小化」をクリック。
これで、チャートを開いている以外の通貨ペアが非表示になります。
ニュースを無効にする
MT4の「ターミナル」ウィンドウにある金融ニュース。
これも見ていないようであれば、受取りをオフにしておきます。
MT4のメニュー「ツール」-「オプション」-「サーバー」タブ-「ニュースを有効にする」のチェックを外す。
音声を無効にする
MT4から出力される、ポローン♪などの音声。これもオフにしておきます。
MT4のメニュー「ツール」-「オプション」-「音声設定」タブ-「有効にする」のチェックを外す。
ヒストリー内の最大バー数、チャートの最大バー数を減らす
MT4で利用するバーの数は、初期設定だとかなり大きめの設定になっているため、これを減らします。尚、設定値は2000あれば大抵のEAには影響がないと聞きますが、私は5000に設定しています。
MT4のメニュー「ツール」-「オプション」-「チャート」タブを開き、次のように最大バー数を変更する。
- ヒストリー内の最大バー数:512000 ⇒ 5000
- チャートの最大バー数:65000 ⇒ 5000
尚、ヒストリー内の最大バー数はバックテスト時に使用するバーの本数です。そのため、バックテストを行う時には逆に増やす必要があります。
また、チャートの最大バー数は、チャート上に表示するバーの本数です。EAによってはコレを利用してトレードを判断するため、この値を小さくし過ぎると動作に支障をきたす場合があります。
対応前後のメモリ使用量
5つ立ち上げてるMT4に対して、これらの対応を実施した結果、メモリ消費量607MB ⇛ 597MBと見た目の効果は小さいものの、体感的にはかなり軽く(サクサク動く)なります。
フル稼働させているような環境であれば、かなりの効果が得られると思います。
一度お試しアレ。