本番口座で稼働中の「Orion FX M78」について、EAの特徴を紹介します。
現在の運用成績・運用環境・EAのパラメータ設定も公開しています。
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「Orion FX M78」の運用成績とEA設定
EAの概要
- EA名称:Orion FX M78
- システムの戦略:スキャルピング&デイトレード
- 対応通貨ペア: USD/JPY、EUR/CHF、EUR/GBP、EUR/CAD、CHF/JPY(5分足)
ライブ口座での運用成績
2012年5月18日〜2012年6月25日まで稼働。現在停止中。
運用していた期間の、ライブ口座での運用成績です。
現在の運用環境とパラメータ設定
運用環境
ブローカー | レバレッジ | 運用資金 | EAのVer. |
---|---|---|---|
Pepperstone RAZOR | 400倍 | $1,000 | Ver1.8 |
運用通貨ペア
USD/JPY | EUR/CHF | EUR/GBP | EUR/CAD | CHF/JPY |
---|---|---|---|---|
稼働 | 稼働 | 稼働 | 5/27 停止 | 稼働 |
パラメータ
パラメータ | 標準 | 設定値 | 説明 |
---|---|---|---|
EcnMode | false | true | ECNブローカー用の発注モード |
FriMode | false | true | true:土曜深夜は稼働しない |
LotsSize_Buy | 0.1 | 0.01 | 固定ロットサイズ(買い) |
InterstsMode_Buy | 0 | 0 | 複利運用のリスクパーセント(買い) |
LotsSize_Sell | 0.1 | 0.01 | 固定ロットサイズ(売り) |
InterstsMode_Sell | 0 | 0 | 複利運用のリスクパーセント(売り) |
その他パラメータ | – | 標準値 |
M78_USDJPY_Ver1.8プリセット M78_EURCHF_Ver1.8プリセット M78_EURGBP_Ver1.8プリセット M78_EURCAD_Ver1.8プリセット M78_CHFJPY_Ver1.8プリセット |
「Orion FX M78」の特徴
システムの説明(公式ページより抜粋)
特徴1:スキャルピングとデイトレードの融合
これまで弊社で培ってきた技術を全て注ぎ込み、スキャルピングとデイトレードの融合に成功致しました。スキャルピングからデイトレードへの変更や、デイトレードをターゲットとしながらのスキャルピングへの変更と、臨機応変に自動で柔軟な対応を致します。
特徴2:多通貨に対応可能なマルチな性能
メイン通貨はUSDJPYを中心に構成されますが、それら以外のメジャー通貨、マイナー通貨ともに、多種にわたり対応が可能な汎用性の高いEAとなっております。
特徴3:進化し続ける性能
初期はメイン通貨のUSDJPYのみですが、随時対応ペアを追加していくのと同時に、内部ロジックもバージョンアップを重ねることにより末永くご使用可能です。
(現在、USD/JPY、EUR/CHF、EUR/GBP、EUR/CAD、CHF/JPYに対応)
特徴4:高い勝率とPF値の獲得
M78は非常にアグレッシブで高回転なEAになります。圧倒的なトレード回数をこなしながらも高い勝率を維持しておりますので、効率的な運用が可能となり、多少の連敗などは即座に挽回可能です。
基本的な動き
「Orion FX M78」の動きはこんな感じです。
決済/損切りの値はパラメータで設定されているのですが、状況によって柔軟に対応してくれるように感じます。
単発エントリー
エントリー後にプラスに動けば、単発で決済。
エントリーから逆行すれば、細かくナンピン連射
エントリー後にマイナスに動けば、細かい刻みでナンピン連射します。
常に進化し続けるEA
このEA、休むことなくバージョンアップによる改良が行われています。
私が購入した時はVer1.7だったのが、つい先日Ver1.8に上がって、内部ロジックの改善・対応通貨ペアの追加が行われました。
また、すでに予告されているVer1.9では、高性能指標フィルタリング機能を実装予定だそうです。楽しみですね。
ORION FXのブログでは、このような最新情報や、現在の状況、先日起こったドローダウンに対しても考察が述べられている等、このEAに対する取り組み姿勢が見れるのも安心できるポイントです。
⇛ ORION FX BLOG
適正ロットサイズは
公式ページによると、証拠金$3000に対して0.1Lotが適正ロットサイズのようです。
fx-onの口座縛りがない
「fx-on.com」で購入したEAには口座縛りという制限があり、EA購入時に申請した口座でしか稼働させることができません。(これが辛いのですが。。)
しかし、「Orion FX M78」については、なんと、その口座縛りがありません。
アクティベートが独自のものになっており、1つのPC(VPS)内であれば、他業者の口座であっても、名義が違っていても、いくつでも動かすことができます。
口座を分散して他社稼働させるのもありかもしれませんね。
EAセットアップ時の注意事項
VPS環境だとエラーになる場合がある
私が利用している「お名前.com Windowsデスクトップ」でも発生したのですが、このEAを稼働させると、MT4のExpertsログに以下のメッセージが出て動かない場合があります。
エラーメッセージ:
cannot load library OrAuth.dll (error 14001)
マニュアルによると、このEAを動かす環境に以下がインストールされていないと、正常に動かないそうです。
- Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ (x86)or(x64)
- Microsoft .NET Framework 3.5あるいはMicrosoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1
海外の掲示板で対処法を見つけたので、それに従って、以下2つをインストールすると動かすことができました。(参考にした掲示板)
インストールしたもの。
- Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ (x64)
- Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ (x86)
私の場合は、これで解決できましたが、環境によって対応方法が異なる場合があります。これについては、当方では技術的ご質問には対応しかねますので、EA販売者へのお問い合わせをお願いします。
ECNブローカーの場合はパラメーター設定必要
expertsログに以下のようなエラーメッセージが出る場合、ECNブローカー用の発注モードにパラメーター設定する必要があります。
エラーメッセージ:
[ERROR] OrderSend Error : 130
私の場合は、「Pepperstone STANDARD」口座で稼働させていると、上記エラーメッセージが出力されてトレードできなかったのですが、パラメータ「Ecn Mode」を「true」に設定することで、正常に稼働するようになりました。
参考記事 ⇛ M78 Ver1.7について | ORION FX blog