本番口座で運用中のMT4 EA「Pips_miner_EA_Snipe_Edition」について、EAの特徴を紹介します。
現在の運用成績・MT4運用環境・EAのパラメータ設定も公開しています。
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「Pips_miner_EA_Snipe_Edition」の運用成績とEA設定
EAの概要
- EA名称:Pips_miner_EA_Snipe_Edition
- システムの戦略:スキャルピング
- 対応通貨ペア: GBP/USD(15分足)
本番口座での運用成績
運用していた期間の、ライブ口座での運用成績です。
FX業者 | 月間利益率 | 通算利益率 | 通算利益 | 運用期間 |
---|---|---|---|---|
FXTF(標準コース) | – | +2.16% | +4,318円 | 2020年1月13日 〜2020年4月24日 |
OANDA JAPAN(東京サーバ) | – | +2.73% | +5,461円 | 2020年1月13日 〜2020年4月24日 |
米国雇用統計のある毎月第1金曜日は運用停止しています。それ以外は基本放置の運用。
現在の運用環境とパラメータ設定
運用環境
複数のFX業者で並行稼働しています。
FX業者 | 運用資金 (レバレッジ25倍) |
MT4運用環境(VPS) | EAのバージョン |
---|---|---|---|
FXTF (標準コース) |
20万円 | お名前.com デスクトップクラウド for MT4 | V5 |
OANDA JAPAN (東京サーバ) |
20万円 |
パラメータ
並行稼働の際、パラメータ設定は同じにしています。
パラメータ | 標準 | 設定値 | 説明 |
---|---|---|---|
Entry_Start_hour/Entry_End_hour | 22 / 3 | 22 / 3 | 取引時間 |
TP | 8.0 | 8.0 | TP値 |
SL | 80.0 | 80.0 | SL値 |
Souki_close | true | true | TP、SLの値に到達する前に、早めにポジションをクローズ |
Jikan_kessai | false | false | エントリーから設定時間が経過したところで、ポジションを自動的に決済 |
Tsuigeki_interval | 13 | 13 | エントリーをした後で、同じ方向に「追加ポジション」を取る場合に、指定した数値(=分)だけ待ってから、追加のエントリー |
Trailing_Stop | false | false | トレーリング機能 |
boost1 | 1 | 1 | 0〜10の範囲でトレード頻度、PFが変化(boost値を上げるほど、トレード回数が少なく、勝率が上がる傾向) |
Soutyou_modify | true | true | 早朝(5:45)に、TPとSLを少し広げる修正注文 |
Lot | 0.1 | 0.1 | 取引ロット数 |
MM | false | false | 複利機能 |
MaxPosition | 3 | 3 | 最大ポジション数 |
SpreadLimit | 2.5 | 2.5 | エントリー時のスプレッドフィルター |
SpreadLimit_close | 3.0 | 3.0 | 早期クローズ時のスプレッドフィルター |
slippage | 5 | 5 | スリッページ(=滑り)の許容値 |
Countdown_mode | false | false | カウントダウンモード |
Summer_GMT_Offset | 3 | 3 | 夏時間の期間におけるGMT |
Sihyou_filter | false | false | 指標発表のある日にエントリー停止 |
UK_Sityugyo_filter | false | true | 英国失業率発表時にエントリー停止 |
US_Sityugyo_filter | false | true | 米国失業率発表時にエントリー停止 |
Friday_Close | true | true | 週末のポジション持越防止 |
Time_filter | false | false | 設定時間内におけるエントリーを制限 |
wednesday_buy_filter | true | true | 水曜日の22時〜24時までのエントリーを制限(水曜日の深夜に「買いエントリー」をした場合、マイナススワップが通常の3倍に大きくなることから、収益の期待値が低くなるため) |
Brexit_Filter | true | true | イギリスのEU離脱期限「2020/1/30-2/1」の期間、EAのエントリーを制限 |
Youbi_Seigen | false | false | 曜日ごとのエントリー制限 |
その他パラメータ | – | 標準値 | – |
「Pips_miner_EA_Snipe_Edition」の特徴
システムの説明(公式ページより抜粋)
GBP/USD専用のスキャルピングEA。
大人気EA「Pips_miner_EA」に新規フィルターを搭載することで、エントリー精度を高めた高精度バージョンEA。
「Pips_miner_EA」ではエントリー頻度を重視しており、 PFが1.5程度と勝率はそこまで高くはありません。
対して「Pips_miner_EA_Snipe_Edition」は、 トレード頻度は1/3~1/2程度と少ないものの、 PFが2.0程度となっています。
トータルでの収益率は若干落ちるものの、Pips_minerロジックをより”高精度”な状態で稼動したいという方にオススメのEAです。
- 最大保有ポジション数:3
- 最大ストップロス:80pips
- 利確値:8pips
- 両建て:なし
- ナンピン・マーチンゲール:なし
Pips_miner_EAとの比較
本家「Pips_miner_EA」とのパフォーマンス比較。
公式ページに掲載されているフォワードテスト結果から、それぞれのパフォーマンスを見てみます。
Pips_miner_EA
Pips_miner_EA_Snipe_Edition
Pips_miner_EAの方が運用期間が長いので、収益率などは単純比較できませんが、
勝率は、Pips_miner_EA:83.97%(744/886)に対し、Pips_miner_EA_Snipe_Edition:90.12%(219/243)となっています。
次にプロフィットファクター(総利益/総損失)は、Pips_miner_EA:1.89に対し、Pips_miner_EA_Snipe_Edition:3.22となっています。
収益率だけをみるとPips_miner_EAの方が高いかもしれませんが、より少ない損失で、より大きな利益を出せるのはPips_miner_EA_Snipe_Editionだということがわかります。
運用可能会社
また、Pips_miner_EA_Snipe_Editionの方が、運用可能FX会社が多くなっています。
中でも、国内MT4会社で最狭スプレッドを提供している「FXTF」が、Pips_miner_EAの運用可能会社にありません。
理由は明記されていませんが、FXTFは高頻度のスキャルピングが禁止されていると規約にあるようで、そのためにトレード回数の多いPips_miner_EAは避けた方がいいのかなと思っています。
うちではFXTFをメイン口座としてMT4を運用しているため、より安心して運用できるよう「Pips_miner_EA_Snipe_Edition」を稼働させることにしました。
さらに攻めるなら、Pips_miner_EAも要チェック。
エントリー・クローズの様子
2020年1月15日〜2月25日のデータです。
本家「Pips_Miner_EA」に対して、トレード頻度はかなり控えめ。
しかし、どれも的確なエントリーで、トレード精度の高さは目を見張るものがあります。
当初は高頻度スキャルピングが禁止されているFXTFでの運用を心配していましたが、トレード回数はかなり少ないので安心しました。