FXは口座開設するのも、通貨を売買するのにも、ほとんどの業者では手数料が掛かりません。
では、FXの取引コストは全て無料なの?と思いますが、間接的な手数料として「スプレッド」というものがあります。
スプレッドとは?
FXの取引画面では、為替レートは119.9747円 – 119.9786円というように、2つのレートで表示されています。
これを「2WAYプライス」と呼び、この例でいうと、売値(BID)が119.9747円、買値(ASK)が119.9786円ということになります。
この買値と売値の差のことをスプレッドと呼びます。
MEMO
通貨の買いを「ASK」「ロング」、売りを「BID」「ショート」とも呼びます。スプレッドは間接的な手数料
スプレッドにより、最初にポジションを建てる時には、スプレッド分だけマイナスからのスタートになります。(高い方の価格で買って、安い方の価格で売る)
FX業者は手数料無料でどうやって利益を得ているの?と思いますが、FX業者はこのスプレッドから利益を得ることがほとんどです。
一方で、投資家にとっては、スプレッドが取引コストとなります。
株の売買手数料のように直接支払うものではないので、コストとして意識しづらいですが、コスト意識を持って取り組むことが大切です。
時間によってスプレッドは変動する
買値/売値の為替レートは刻一刻と変わりますが、スプレッドも幅が広がったり狭くなったりと変動します。
尚、FX業者によっては、(特に基軸通貨のドルでは)原則固定のスプレッドを提供しているところもあります。
スプレッドは通貨ごと業者ごとに異なる
スプレッドは、通貨ペアごとに異なります。流動性の高いメジャー通貨では狭く、マイナー通貨では広く設定されていることが一般的です。
また、同じ通貨であっても、FX業者によって、スプレッドの値は異なります。
取引する際には、スプレッドの幅が狭いほうが有利なため、FX業者を選ぶ際には、よく取引するであろう通貨のスプレッドを確認しておきましょう。