Ashika V1(アシカ)〜EAの特徴と現在の設定・運用成績〜

本番口座で稼働中の「Ashika V1(アシカ)」について、EAの特徴を紹介します。

現在の運用成績・運用環境・EAのパラメータ設定も公開しています。

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「Ashika V1」の運用成績とEA設定

EAの概要

  • EA名称:Ashika V1
  • システムの戦略:スキャルピング
  • 対応通貨ペア: EUR/USD, USD/JPY, USD/CHF(5分足)

ライブ口座での運用成績

2013年8月7日〜2014年11月28日まで稼働。現在停止中。

運用していた期間の、ライブ口座での運用成績です。

Ashika V1(アシカ) - Pepperstoneでの運用成績

現在の運用環境とパラメータ設定

運用環境

ブローカー レバレッジ 運用資金 EAのVer.
Pepperstone EDGE Razor 400倍 30万円 V1.12

パラメータ

パラメータ 標準 設定値 説明
CountDownMode true true カウントダウン方式
use_NewsFilter true false ニュースフィルター機能
use_DifFilter true true DIFフィルター機能
use_RSI_modifyLots true false 可変LOT機能
mm true false 複利運用
lots 0.1 0.1 取引ロット数
Friday Filter
FridayEnd true true 金曜日のポジション保有の抑制
FridayEndHour 10 10 ポジション保有の抑制開始時間(GMT 日本時間19時)
FridayClose true true 金曜日夜のポジションの強制クローズ
FridayCloseHour 20 20 ポジションの強制クローズ時間(GMT 日本時間5時)
Monday Filter
MondayStart true true 月曜日朝のトレード開始時間の制御
MondayStartHour 3 3 トレード開始時間(GMT 日本時間12時)
その他パラメータ
その他パラメータ 標準値

「Ashika V1」の特徴

システムの説明(公式ページより抜粋)

当EAのコンセプトは「ポートフォリオ構築」で、対象通貨を、EURUSDに加えてUSDJPY、USDCHFを追加しました。

  • 非ナンピン、非マーチンゲールタイプのEURUSD、USDJPY、USDCHFの3通貨ペア対応のスキャルピングEAです。
  • トレードの特徴は30分足で順張り方向、5分足で逆張り方向にエントリー。
  • 最大3ポジション保有しますが、これはシグナルが出ている間エントリーを重ねるもので、ナンピンによるものではありません。
  • 本EAには、「RSI Modify Lot」と名付けた「RSI可変Lot」機能を搭載。エントリー時のRSI値によってロット数を指定倍します。
  • トレード時間帯をコントロールするフィルター機能を搭載。

最も異なる点はトレンド判定ロジック

このEAは、ゲムトレードで活躍していた「Sea Lion V3」の後継EA。

この特徴は、White Bearシリーズと異なるトレンド判定ロジックで、「トレンドを移動平均線の傾きの変化から捉える」というもの。

このロジックが1年以上うまく稼働していたこともあり、今回トレード数アップにと、通貨ペアを3種類に対応させたのが、Ashika V1のようです。

3通貨ペアで稼働させれば、単純に3倍のトレード数も期待できるという訳です。

RSIの値によって3段階のエントリーロット数

このEAには、「RSI可変Lot」機能が搭載されています。

これは、エントリー時のRSIの値によって、3段階にロット数を変えるもので、RSIが一定値以上(あるいは以下)の場合、エントリー時のロット数が指定倍されます。

この機能はパラメータで利用する/しないを設定可能。

急激な相場変動時にエントリーを抑制

米国雇用統計などの重要経済指標発表などによって相場が急変動した場合、EAはそれをトレンド発生と捉えてしまいます。

しかし、大きすぎる価格変動はその後反発して戻ることも多く、Forex White Bearのように、長時間足でトレンド方向に短時間足で逆張りエントリーするEAは、これに惑わされて損失を出すこともしばしば。

そこで「DIFフィルター」を設定することで、指定したpips以上の大きな変動があった場合には、指定した時間エントリーを抑制させることができます。

デフォルト設定では、5分足で100pips、15分足で150pips、1時間足で200pips以上変動した場合、その後12時間エントリーを抑制。これら数値はパラメータで変更可能。

トレード時間帯を制御する機能が豊富

このEAには、トレード時間帯を任意に制御するための機能が搭載されています。

これらを活用することで、リスクの大幅な低減が図れます。

金曜日夜のトレードの可否を制御する「Friday Filter」

金曜日のポジション保有の抑制、金曜日夜のポジションの強制クローズを設定することができます。

週末にポジションを持ち越さないことで、週明けの窓開けなどによる損失を回避することができます。

月曜日朝のトレードの可否を制御する「Monday Filter」

月曜日朝のトレード開始時間を設定することができます。

指標発表時のトレードの可否を制御する「News Filter」

指定した曜日・時間帯にEAを停止することができます。

重要な指標発表が多い金曜の夜などを設定することで、突発的な変動を回避することができます。

エントリー・クローズの様子

2013年8月27日〜9月17日のデータです。

Ashika V1のエントリー・クローズの様子(EURUSD)

Ashika V1のエントリー・クローズの様子(USDJPY)

Ashika V1のエントリー・クローズの様子(USDCHF)

fx-onのフォワードテストと比べて、USD/CHFのエントリーが少ない気がしますが、運用口座によって違いがあるのかもしれません。(↑は「Pepperstone EDGE Razor」)

今のところエントリー・クローズの精度もかなり高く、チャンスの時には可変ロット機能でガッツリ・サクッと抜いてくる印象です。

Raccoシリーズでポートフォリオ構築

スキャルピングEAで大人気の開発者ラッコさん。

これまでは、取り扱う通貨ペアがEURUSD中心のものだったのですが、ここ最近は、他通貨ペアのシリーズが充実してきました。

そして、今回の「Ashika V1」では、EURUSD、USDJPY、USDCHF。

シリーズものでポートフォリオが組めますね。リスク分散にもなるし。

うちでは「Forex White Bear V3」と「Ashika V1」のコンビを中心に運用しています。

⇛ このEAの過去記事