FX確定申告のポイント2012年版まとめ。申告分離課税で一律20%。

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今年からFX税制が大きく変更されたので、変更点を踏まえて、FXの確定申告のポイントを纏めておきました。

一応、税理士さんに確認した内容をもとに纏めているので、概ね間違いないと思いますが、ご指摘等あればコメントお願いします。

尚、私自身は税理士資格を有していないため、記事の内容は参考情報とし、また、ご質問にはお答えできないことをご了承下さいませ。

2012年FX税制の変更点

これまでは、「取引所取引」では「申告分離課税」が認められていましたが、「店頭取引」においては、課税所得に比例して税率が高くなる「総合課税」が適用されていました。

取引所取引/店頭取引とは?:
取引所取引」とは、投資家の注文を、金融機関が外国為替証拠金取引(FX)の公設の取引所に取り次ぐというもの。「くりっく365」や「大証FX」がそれに当たる。
一方、「店頭取引」とは、取引所を介さず、利用者(投資家)と金融機関の相対によって取り引きを行なうもの。FXを扱う金融機関の多くはこれに当たる。

しかし、FX税制改正により2012年1月以降は、「店頭取引」でも「申告分離課税」が適用され、所得額の大小に関わらず、税率は一律20%となります。

詳細 ⇛ 外国為替証拠金取引(FX)の課税関係 – 国税庁

申告分離課税により一律20%になる

FX税制改正前は、ほとんどのFX業者に当たる「店頭取引」において、給与所得などと合算した課税所得の合計額によって最大50%の税率となる「総合課税」が適用されていました。(表左)

しかし、2012年からは、「店頭取引」においても「申告分離課税」となり、他の所得と区分した「先物取引に係る雑所得等」として、利益に対する税率が一律20%となります。(表右)

Fx税制改正前(総合課税) Fx税制改正後(申告分離課税)
課税所得合計 税率
(所得税+住民税10%)
税率
〜195万円 15% 一律20%
(所得税15%+住民税5%)
195万円〜330万円 20%
330万円〜695万円 30%
695万円〜900万円 33%
900万円〜1,800万円 43%
1,800万円〜 50%

便宜上、税率は、所得税+住民税で記載。
総合課税の所得税率の詳細はこちらを参照 ⇛ 所得税の税率 – 国税庁

市場デリバティブ取引との損益通算が可能になる

店頭取引でのFX損益と、日経225先物取引や、くりっく365などの市場デリバティブ取引との損益通算が可能になります。

損失は3年間繰越可能になる

店頭取引でのFXで発生した損失(上記損益通算)について、翌年以降3年間にわたり繰越控除することが可能になります。

翌年以降の店頭FX取引および取引所デリバティブ取引等で発生した利益から、この損失額を繰越控除する。

注意!海外口座はこれまで通り総合課税

今回のFX税制改正において、国内FX会社における課税関係は、店頭取引も取引所取引も同じ扱いとなり、「申告分離課税」に統一されました。

しかし、海外FX会社については、この改正は適用されず、これまで通りの「総合課税」となります。

国税局からの回答も、やはり海外口座は「総合課税」とのことです。判断基準は「日本で認可を受けている業者での取引のみが申告分離課税の対象」ということのようです。(当記事のコメント参照)

FX確定申告のポイント

FXの確定申告のポイントを列記しておきます。

FXで確定申告が必要なケース

FXで確定申告が必要となるのは、次のようなケースです。

  • 給与所得者:給与所得以外で、FXを含む所得が合計20万円以上の場合
  • 給与所得者以外(専業主婦や無職):FXを含む所得が合計38万円以上の場合

FXの所得の計算方法

FXの所得は、次のようにして計算します。

  • FX会社から年間損益報告書を入手し、1月1日〜12月31日の収益を求める
  • 売買損益+スワップ損益(未決済ポジションの含み損益は含まない)
  • 複数のFX会社を利用している場合は合算する
  • 収益から必要経費を引く

FXの所得 = FXで得た収入 – FXの必要経費

FXの必要経費は認められる

FXで得た所得は「雑所得」に分類され、「雑所得」では、その所得を獲得するために生じた必要経費の支出が認められています。

FXの必要経費とは、次のようなものになります。

  • 取引手数料や入出金に関する振込手数料
  • FXに関した電話代・プロバイダ使用料(通信費)
  • FXのために使った資料費・図書費・セミナー受講料
  • FX自動売買のための、サーバー代、自動売買プログラム購入費用

但し、必要経費を認識判断するのは税務署となるため、経費計上する場合は、税務署に確認をとった方がいいかもしれません。

外貨建ての口座は円換算する

ドル建て口座など、海外FX口座での損益は、円換算して計算する必要があります。

尚、決済時に円換算するのが原則で、その日の対顧客直物電信相場の仲値で行なう必要があります。

私の場合、今年は幸い?海外口座は超絶赤字を叩き出しているので、計算する必要はないのですが(。-_-)ノ

毎日の取引を1つ1つ遡って、しかも当時のレートで円換算。。かなり厳しい気がするのですが、皆さんはどうしてるのでしょうか?

FX取引関係の書類は保管しておく

これは当然ですが、FX会社から入手した年間損益報告書や経費の領収書などは、保管しておく必要があります。

損失が出た場合

FX収益を計算した結果、残念ながら赤字だった場合は、損失を3年間繰越することができます。

損失繰越をするためには、繰越控除を受けるための書類を添付して確定申告する必要があります。

どうせ赤字だからと確定申告をしないでいると、損失控除できないのでご注意を。

詳細 ⇛ 先物取引の差金等決済に係る損失の繰越控除 – 国税庁

国内/海外口座を併用している場合

国内FX会社の所得は申告分離課税、海外FX会社の所得は総合課税と別扱いになります。

なので、国内FX会社で発生した所得と、海外FX会社で発生した所得は、それぞれ分けて計算・申告することになります。

税金で損しないために

FXだけでなく、株や投資信託などを行なっている人は、申告漏れのないよう、また、税金で損をしないように、税金・確定申告の知識を持っておいた方が有利です。

インターネットでもそれなりに情報は収集できるのですが、どうしてもピンポイントな情報となってしまうため、全体を体系的に解説された本を一読しておくことをお勧めします。

以上、長々となってしまいましたが、最後まで読んで下さり、ありがとうございましたm(__)m

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